紙に書くことの効果とは

ストレスを溜め込んだままだと、感情や考えがまとまらなくなります。ずっと同じ悩みを考え続けると、感覚がマヒして理解が追いつかなくなるためです。ストレスを自分の中に閉じ込めていても、何も良いことはありません。そこで手っ取り早くストレスを吐き出せる方法が、紙に書きだすことです。ストレスの要因や、ストレスによってダメージを受けている心身の状態などを書くことで、感情や考えを整理することができます。自分への理解力も深まり、気持ちを切り替えられるようになるため、ストレスへの耐性もつくのです。

また、紙に書きだすことによって気分もスッキリします。モヤモヤしていた感情を紙にぶつけることで、気分をリフレッシュでき、前向きな気持ちになれるのです。

紙に書きだす時のポイント

まず、紙には書きたいことをとことん書きだしましょう。誰かに見せるわけではないので、言葉遣いが汚くなっても構いませんし、マイナスなことを書いても良いのです。大切なのは、自分が思っていることを紙に全てぶつけることです。紙に書きだす時は、時間を決めて行いましょう。最低でも1分以上、可能であれば毎日20分程度行うのがポイントです。毎日行った方が良い理由は、ストレスをこまめに解消できるためです。ストレスを溜め込みすぎると、紙に書きだす気力すら失われてしまうことがあります。ストレスが溜まったと感じたら、すぐに紙に書きましょう。

ストレスを吐き出した紙は、すぐに捨てないでください。後から見直すと、自分がどのように悩んでいるのかを客観的に捉えることができます。悩みのパターンを知ることで、今後ストレスが溜まった時に活用できるのです。